猫だより

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2005年3月13日

■マーボは注射に弱いのだろうか

マーボとユズがうちに来てはや1年。動物病院から「マーブルちゃんとユズちゃんはそろそろワクチン接種の時期になりました」というお知らせが届いた。マーボは今となってはもう「マーブルちゃん」という感じではないし、ときどき「しろ」とか呼ばれているし、ユズはユズで最近「リーナ」と呼ばれることも多いので、命名しておきながら無責任に呼び名を変える我々はとまどいがちだが、そんなことはどうでもよくて、注射の話である。そういうわけで2匹ともども動物病院に連れていったのだった。

先に診察台に乗ったユズはおとなしく診察と注射を受けた。体重は4キロになっていた。避妊手術のときは3.5キロだったが、まだまだ成長する気なのだろうか。

次はマーボの番。だが。マーボはすっかりビビってしまい、両耳は頭に張りついてペッタンコ、パニクって診察台から必死で逃げようとする。診察どころではないのですばやくワクチンだけ打ってもらい、再びキャリーケースに入って帰宅。大きな図体のくせにまったく臆病だなあと、ここまでは笑い話だったが、ここからがいけない。

家に帰ってケースから出たマーボは、しばらくしてから廊下にうずくまってしまい、猫が食べたものを吐くときと同じように「コポ、コポ」と言い始めた。そしてそのまま、全身でコポ、コポと言いながらよだれを垂らす、という状態が5分かそれ以上も続いて、我々はもう真っ青だ。さらに、ショックのせいかトイレでない場所で大のほうをちょろっと出してしまった(マーボにとっては屈辱的だったと思う。そのあとコポコポいいながらも懸命にトイレに入った)。

数分たつとだんだん落ち着いてきて、コポコポはおさまり、ひと寝入りしたあとはいつもどおりにご飯を食べたが、よだれを垂らしていたときは、はたで見ていてマーボはどうなってしまうんだろうと気が気でなかった。

子供のころのワクチン接種ではなんともなかったんだけどな …。でもマーボは前にも注射で吐いたことがあったから、注射に弱い体質なのかもしれない。来年のワクチン接種はどうしたものか。

すっかり元気になったマーボ

棚にのぼって遊ぶ

診察台に押しつけられたことも忘れてに甘えるマーボ

今度はだっこされた

なされるがままのマーボ

えー、続く。


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