猫だより

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2006年2月23日

■緊張するマーボ

猫たちはチャイムの音が嫌いだ。チャイムが鳴ると、危険を感じて逃げる。マーボはしかしおバカさんなので、チャイムが鳴ったときリビングにいれば、ダーッと廊下を走って奥の仕事部屋に逃げ込むし、仕事部屋にいれば、ダーッと逆方向に走ってリビングに逃げ込む。押し入れにいれば、飛び出してくる。「ピンポ〜ン♪」と鳴ったときに自分がいた現在位置が危険なのだと思うらしい。見ていておもしろくてしかたがない。

猫たちがなぜチャイムを恐れているのかというと、それに続くよその人間の来襲が恐いのだが、マーボは普通のお客さんなら平気なようだ。いつものマーボに戻ってお客さんの前でくつろぐ。だがどういうわけか、工事の人とか、点検の人とか、配達の人はダメらしい。なぜだろう。カチャカチャと音のする荷物を持っているところが獣医さんを連想させるので、「注射をうたれる …!」とでも思うのだろうか?

この日、工事の人が来たのでマーボはチャイムの音とともに仕事部屋に逃げ込んだが、運悪く、工事の場所は仕事部屋であった。

必死の思いでリビングに逃げてきたマーボは、それでも警戒心を解くことができずに、目をみはり、耳をそばだて、懸命に様子をうかがっている。私が「マーボだいじょうぶだよ〜」「おにいさん恐くないよ〜」となだめてもまったく効き目がない。

奥の部屋にいる工事の人を警戒するマーボ

キッチンカウンターの上にのって様子をうかがうマーボ

マーボの緊張しまくった顔

この間ユズはというと、もちろん最初から最後まで押し入れにもぐって気配すらさせることはなかった(笑)。


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