猫だより

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2006年9月30日

■猫たちのトイレ事情

※今日はトイレのお話です。

うちの猫トイレは玄関を入ってすぐの場所にある。ちょっと印象が良くないが、ほかに適当な置き場所がないので仕方がないのだ。猫たちはおおむね、フタ付きのほうを「大」用、フタなしのほうを「小」用として使い分けている。

猫トイレ

マーボはトイレに関しては優等生だが、ユズには、長毛ゆえの困った癖がある。つまり、お尻の長い毛に産出物の一部をくっつけたままトイレから出てきてしまうのである(いや長毛種がみんなそうであるわけがないが)。そして、部屋の隅に転がったブツを人間が発見して、「ぴええぇぇぇぇ〜!!」となるわけだ。ユズ … 恐ろしい猫だ。

ユズのお尻の長い毛

このフサフサしたところにくっつけてしまうようだ

そもそもユズは、子猫のころからトイレの後始末が下手だった。トイレ跡を上手に埋めることができないのである(今ではだいぶマシだが)。容器の縁をがむしゃらに引っ掻き回すものの、肝心の砂には触らず、結果としてモノはぜんぜん埋まらない。そして慌てふためいた態(てい)でトイレから飛び出し、あたりに砂をまき散らす。その後、マーボがやってきて代わりに埋めていたというわけだ。

推察するに、ユズは猫の大家族の中で育ったので、ラッシュ時にはうっかり砂に触ると、えー、その、踏んでしまうことがあったのだろう。それがトラウマになっているに違いない。

マーボは今でこそ優等生だが、うちに来た当初は猫トイレを知らなかった。くずかご、洗濯機内部、排水溝をトイレとして使おうとしていた。だがまもなく正しいトイレを覚えると、砂で完璧な山をつくるようになった。「大」の後には「なおーー!」と鳴いて、人間に後片付けをうながすことも忘れない。

きれい好きなマーボはユズの転がしたブツを発見すると、埋めようとして横の床を引っ掻いている。でもそれじゃ埋まらないよな。


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