猫だより

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2006年11月6日

■紙くずボールとユズ

猫たち(特にユズ)が一貫して好きなおもちゃは、紙くずを小さく丸めてセロハンテープでぐるぐる巻きにしたものである。この小ささと軽さが好きらしい。ちょっと大きいと、もう気に入らないのである。

紙くずボール(5円玉は比較用)

このボールを放り投げてやると、ユズはダーッと走って追いかけ、転がしては追いかけ、最終的にはボールをテレビ台の下や別の部屋のドアの下に入れてしまう。

紙くずボールをトイレのドアの下に追いやってしまった

ユズ「届くかちら …」

※注:うちではユズは赤ちゃん言葉でしゃべるという設定になっているのだ。

「そのうち出てくるかちら …」(こないよ!)

「! あっちで物音がちたわ!」

それは私です。

こんな感じで、遊んでいるユズの顔つきは真剣そのものだ。

遊ぶユズの手前で沈思黙考するマーボ

マーボはユズが紙くずボールで遊んでいるときはいつもこんなふうにシラ〜ッとしている。マーボも紙くず系のおもちゃは好きなはずなのだが、いつもユズにおもちゃを奪われてしまうのだ。これは別にマーボがトロいせいではなく、マーボはけっこう遠慮深いのに、ユズはまったく遠慮深くない、という性格の違いによるものだろう。いったんユズに奪われると、マーボはそのおもちゃにもう関心を示さなくなるのである。

そういえば、まだ子猫だったとき、ユズは自分のぶんのエサがなくなると、まだエサを食べているマーボの頭を前足で(文字どおり)押しのけ、エサを奪って食べていたものだった。それでもマーボが怒ることはなかった。性格というか、猫の世界はレディーファーストなんですかね?


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