猫だより

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2013年10月20日

■チャッピー、猫庭から脱出

チャッピーは興奮すると「プウウー! プウウー!」と言いながら部屋を走り回るので、近ごろでは「チャップー」「プー」「プーすけ」などと呼ばれている。

さてそんなチャッピーは、例の猫庭、つまり部屋の窓から続く庭の一部をフェンスで囲ったエリアから、4〜5回脱出している。

先月の末、チャッピーを猫庭に出したまま部屋に戻っていたところ、外でカタン、カタンと音がするので見に行ったら、なんと、チャッピーがフェンスの目の間にぶらさがる形になってもがいていた。高さは人間の胸くらい、上半身がフェンスの外側、下半身がフェンスの内側という状態だ。

「あっ、チャッピーがはさまってる! どうしよう!」と思った次の瞬間、チャッピーは最後のひともがきでお尻をどうにかくぐらせてフェンスの外側に落ち、周辺の探索活動を始めた。即座に身柄を確保し、部屋に連れ戻す。

チャッピー、フェンスの目の間にはさまるの図

このときチャッピーはそろそろ4ヶ月になろうという時期。子猫とはいえ、幅4.7cmの隙間から脱出するとは思わなかった。

にサツマイモのつるを差し出されるチャッピー。脱出したのはこの数時間前のこと

数日後、チャッピーは一段と育ったからもうフェンスの目の間からは抜けられないだろうと、うかつにも目を離していたスキに、チャッピーが猫庭から姿を消していた。「チャッピー、チャッピー」と呼ぶと、どこかから「プー、プー」と鳴く声は聞こえるのだけど、姿が見当たらない。はっと気づくと、チャッピーは地上3メートルの高さにあるフェンスのてっぺんと、庇の下面の間に収まって、こちらを見下ろしているのだった。

チャッピー、フェンスのてっぺんから見下ろすの図

フェンスの上端と庇の下面の間には10cmほどの隙間があるのだが、猫たちはこの隙間を見過ごすだろうという希望的観測のもと、放置していたのだった。甘かった。

後日、この部分に100均で買ったアイテムで25cmくらいの「かえし」をつけたものの、その後チャッピーが屋根の上にのぼっているのが発見されたので(「かえし」を乗り越え、フェンス上端と庇下の間をほふく前進→屋根の端に到達、という経路だろう)、この程度の「かえし」はどうやら役に立たないことが判明した。現在、さらなる対策を練っているところだ。

ちなみに、マーボとユズは猫庭から脱出しないし、しようとも試みない。でもチャッピーの問題があるから、大人猫たちも自由に出しておけないんだよね …。なんとかしないと。


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