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この夏に一度死にかけて以来、ユズはすっかりお姫様扱いだ。なにしろ「ゆーちゃんおなかがすいたでちゅ」と言えば、かなりの高確率で缶詰が出てくるのだ。 おねだりするユズ もっとも最近のユズの声はドスがきいていて、もはや「おねだり」というかわいいものではなく、脅迫といった感じだが。 ユズが鳴き始めると、必ずマーボも来る。「ユズが鳴く」→「なんかうまいもんが出る」という公式がすでにマーボの中で確立しているのだ。 ユズはカリカリをほとんど食べない。食べたくないのか、食べることができないのか、判然としないが、あの腎不全を自力で乗り越えたユズのことだ、たぶん自分に必要なものは自分でわかっているのだろう。たぶん …。 ユズにカリカリを差し出すが … ユズ「アタクチ、もうこういったものは食べまちぇんの」 ついでながら、缶詰も、開けてから時間がたったものだとご不満なようだ。ユズ：「缶詰の残りを冷蔵庫で冷やしてそのあとチンしたものとか、やめてほちいわ。おかかとか、トッピングがあればまあ食べてあげられないこともないけど。缶詰はちゃんと開けたてのものを出してほちいでちゅね！」 ごはんをしっかり食べた後も、なんかウワンウワンうるさく鳴いたりする。おばあさん化が進んで、食べたことも忘れちゃうようになったのかしら …。 さらにねだるユズ（手前は食器を洗う夫） あ、そうか、食後のデザートがほしいのね！ 食後のお飲物（牛乳）を飲むユズ などと、日々、なかなかの姫猫ぶりだ。 チャッピーにも牛乳をあげようと、チャッピーを呼ぶと、マーボも来る（キッチンからチャッピーを呼んでもユズを呼んでも、マーボが来る。もちろんマーボを呼んでも来る）。 牛乳を飲むチャッピーと、なだめすかされるマーボ マーボはたいして牛乳好きじゃないくせに。 あっ、ゆーちゃん、そこは載ったらダメよ！ というわけで近ごろやりたい放題のユズ。でもかわいいから写真を撮っとこう（ああでも、またうまく撮れなかったな …）。 |
