猫だより

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2017年12月1日

■マーボがまたも便秘、そして回復

少し前にマーボがまた便秘の傾向を示し始めたので、「ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)」を買ってきた。最近はヤオコー(の一部の店舗)でも買えるので便利だ。

マーボとチャッピー(11月中旬)

しかしちょっと遅かったかもしれない。消化器サポートの甲斐なく、マーボはそのまま完全便秘状態に突入。トイレでがんばっても出ない。そうなるとマーボは部屋のあちこちで「大」の排出を試み出す。肝心の中身は出ないのに、液状のものがポタポタ落ちたりしていて、うっかり踏むと大惨事だ。

これまでの経験からすると、1週間くらい、猫に食欲のあるうちは、自力でがんばって出させる方向かなと思ったけど、マーボは年をとって体力もなくなっているし、どうも無理な気がしてきたので、4日めくらいに病院に連れていった。

診察室でいつもの先生が触診。詰まってますねえ。ああやっぱり詰まってますか、どうしましょう、とか言っていたら、先生「今ちょっとここで出してみましょうか」。えっ、今ここで!? は、はい、(よくわかんないけど)お願いします。

すると先生は診察台にペットシートを敷き、一方の手でマーボのおなかをモミモミ。もう一方の手でしっぽの付け根あたりをうにうにつまむと、みょみょみょみょーーっと、茶色のものが出口から顔を出し、先生の指の動きとともにゴルフボール大+のブツが押し出されてボトリと落ちた(マーボの産出物は猫のものと思えないくらいでかいのだ)。

えー! わぁー! 何これマジすごいー! と我々夫婦が感嘆の声をあげる中、先生は「まだ出そうですね」と、同じくらいのかたまりを、ボト、ボト、ボトと、合計4つ絞り出した。あれだけマーボががんばっても出なかったのに、何か魔法を見ているようだった。

先生の話によればこの処置は、(1)ひとつながりになっている腸の内容物を小さめのサイズに分断し、(2)それらを出口へと寄せ、(3)肛門から絞り出す、という手順になるのだそうだ。あの手の動きでそんないろんなことをしていたのか。にしても、こうやって実地で見てみると、これまでマーボを助けるつもりでトイレ(大)時にマーボのおなかをさすったりしていたけど、だいぶ間違っていたみたい …。猫の大腸がどこにあるのかもよくわかっていなかった(-_-;

そんなこんなで、我々夫婦は非常な感動を覚えながら動物病院をあとにした。今回この処置が可能だったのは、おそらく、マーボが以前よりずいぶん痩せたせいで触診しやすくなっていたため、また、マーボがとても協力的だった(というかただボーッとしていた)ためかと思うが、それにしても素晴らしかったなあ。

家に帰ってから、マーボは残りのかたまりを3つくらい、自力で出した。以後はささみだの消化器サポートだのちゅーるだのを食べて満足そうだ。ああよかった。

マーボとミーコ

この2匹はチーム食いしん坊だが今はお休み中。

マーボとミーコ・その2

それにしてもミーコ大きく(太く)なったなあ。


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