猫だより

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2019年8月16日

■マメ子の避妊手術・捕獲前編

病院の予約前日の夕方。いつものようにマメ子が来たので、マメ子の好きなカリカリの皿をキャリーケースに入れてスタンバイ。私(図中のw)は少し離れて様子をうかがい、(図中のy)は猫庭でひもの先を持って待つ。


マメ子がケースの中でエサを食べ始めたのを確認し、OKを出す。夫がひもを引き始める。

しかしマメ子は異変に気づき、ケースからパッと飛び出た。マメ子の尻尾の先が扉に触れてしまった? あるいはひもが擦れる音がしたとか。

マメ子は何が起こったのかよくわからない様子。私が再びケースの扉を大きく開き、その場から離れると、マメ子はまたケースに入ってエサを食べ始めた。

私は夫にもっと素早くひもを引くように頼み、再び合図。しかし今度も、扉が閉まる直前にマメ子はパッと外に飛び出した。

マメ子はそろそろ怪しみ始めたようだった。マズイ。それにこの感じだと、扉をどんなに素早く閉めても、どのみちマメ子の勢いに負けて扉は開き、逃げられてしまいそうな気がする。

私は作戦を変更した。

猫庭を使うことにする。まず、夫と猫たちに家の中に入ってもらい、猫庭を空の状態にする。ひもをキャリーケースの扉から外し、代わりに猫庭の扉に結びつけて、外から引けるようにする。エサを猫庭内の目立つところに置き、扉を開けておく。

マメ子は猫庭に入ったことがないので、ためらっていた。しかしカリカリをあきらめることはできなかったらしく、用心しつつ猫庭に入り、エサを食べ始めた。


そこで私がひもを引き始めると、マメ子はすかさず猫庭から飛び出した。なんで? 何か音がした? あるいは目の端に動くものでも映ったのか。

どんどんチャンスが減っていく。しかし失敗はできない。

私は今度はエサをキャリーケースの中にセットし、猫庭の外に出て、待った。マメ子は用心しながらも、ついに猫庭に入り、ケースの中のエサを食べ始めた。


一気にひもを引いた。マメ子は猫庭に閉じ込められた。

だまされたので不信感をあらわにするマメ子

まずは一段落。しかしこれで終わりではない。明日は猫庭のマメ子をつかまえて、病院に連れていかなくてはならない。どうなることやら。


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