2005年10月13日
ユズは昔から臆病なところのある猫だった。我々飼い主でさえ、以前はたびたび、目が合っただけでユズに逃げられたものだ。 そんなユズだが、ある特定の場所でなら人間に見つめられても逃げたりおびえたりせず、落ち着いていられるようだ。ユズなりに「ここは安全」と認識しているらしい。 たとえば「ユズのいつもの場所」で紹介したテーブルの下の一角は、ユズにとって安全な場所である。 ユズのいつもの場所 実際にはこの場所だと、横のいすに座った人間がうっかりユズを蹴飛ばす可能性もあるのだが、ユズはここなら大丈夫と信じていて、人間が不穏な動きをしても動じないのである。 最近はリビングのラグマットの上もユズのお気に入りだ。というのも、ユズはテコテコテコ〜と駆けていってリビングのラグマットの上に寝ころがると、人間に毛をすいてもらえることになっているからだ。 あおむけに寝ころがるユズ 完全無防備でくつろいでいる また、元パット練習部屋もユズにとってくつろげる場所であるらしい。しょっちゅう無防備に寝ころがっている。ここは人間にとっても通り道なのだが、決して踏まれたりはしないと信じているようだ(たしかに踏んだことはないが …)。 あいかわらずおなか丸出し でろーんと伸びて通り道をふさぐ 最後に、ユズにとって安全でない場所。 棚に乗ったユズ 写真のユズは、ここにいると怒られてしまうのではないかという不安から、緊張した面持ちだ。右手前にいる夫の動向を気にして、目をそらすことができない。 という感じで、ユズにとっての「安全」はどうやら場所に結びついているようである。 |