2007年10月15日
前回書いたとおり、猫たちは私が手をかけて作った猫やぐらより、ただの段ボール箱のほうが好きである。猫というものは人間が手間やお金をかけたものにほど興味を示さないという、マーフィーの法則ならぬ、マーボンの法則が確かに存在するのだ。お店でお金を出して買った魅力的なおもちゃは無視するが、紙くずを丸めただけのボールなら追いかけるわけである。 猫かごを無視して段ボールに入るマーボ この猫かごは、もともと猫たちが子猫だったころから親しんできたもので、冬場日なたでポカポカになる際に大いに活用されてきた。しかし猫たちが縁をあぐあぐかじり続けてついにはボロボロにしてしまったため、過日、かごの上の部分を取り除き、加工した100円座布団を中に入れて、猫かごとして私が成形し直したのである。 だが猫は入らない。ただの段ボール箱と並べると、猫は必ず段ボールのほうを選ぶのである。 無邪気な顔でこちらを見るマーボ ユズも「マーボンの法則」に従う 箱内に横たわるマーボはのし餅によく似ている とはいえ、これから冬になれば、猫たちは以前のように日なたでこのかごに入るはずだ、たぶん …。 そこまで段ボール箱がいいのか! けっして寝心地良さそうには見えないんだけどなあ、ユズ …。 |