2008年8月2日
私がうっすらと目を覚ましかける明け方、「ニャーオ」と鳴くマーボの声がする。見るとマーボが、乗ってはいけないはずの食卓テーブルの上に寝そべって、傲然とこちらを見下ろしているのである。 しかし私はテーブルに乗ったマーボを叱らずに、そのまま放置する。なにしろ頭は今にも眠りに戻ろうとしていて、起き上がるのが面倒だからだ。 だがこれはマーボの策略なのである! 自分の権利の範囲の拡大を狙うマーボは、テーブルの上に乗ってもいいという既成事実を作ろうとして、わざわざ人間が寝ぼけている明け方にテーブルの上に乗り、鳴き声を発して注意を引くのだ。人間が起き上がらなければ、マーボはテーブル上にいることを許された、ということになるのである。この事実の積み重ねによって、食卓テーブルを第2の(いや第3の? 第4の?)公認寝床にしようというのが、おそらくマーボの狙いだ。 万一人間が眠気を振り払って起き上がり「こらマーボ!」とマーボを叱りに来ても、それはそれで追いかけっこできて楽しいので(本来はこちらがマーボの目的?)、どちらに転んでもマーボは損をしないのである。 さてこの夜は、完全に目を覚ましている私がすぐ横にいるのに、マーボが堂々と食卓テーブルの上に寝そべった。けしからん! マーボ、この拳が見えるか! マーボ「見えますが何か?」 耳は拳をよけているがまだまだ余裕の表情 首根っこを押さえつけると「動くまい」の体勢 私が怒ってもたいしたことない、とマーボは私をなめきっているようである。夫だったら、ここでマーボの首の後ろをぐっとつかんで持ち上げるところだろうが、6キロだからなあ …。片手で持ち上げる自信ないし(笑)。 とはいえ、この後はもちろん、ちゃんとマーボをテーブル上から追い出しました。本気出せば私のほうが強いよ?(猫と張り合ってどうするよ) |