2018年1月13日
これまで、人間が外から帰宅したとき出迎えるのはミーコとマーボだった。人間がトイレやお風呂から出てくると、待ち構えているのもミーコとマーボだった。それぞれ別々の方法で、いろいろと人間の邪魔をした。 チャッピーは手がかからない。ルナも手がかからない。なんだかずいぶん静かになってしまった。 花とチャッピー 花とルナ 2017年の最後の一週間。 ミーコに続きマーボも …、という状況に並行して、私たちはチャッピーがごはんを食べないことに心を痛めていた。 これは私たちのミスだった。チャッピーの薬(抗生物質)は、錠剤と、粉薬のどちらかを選べるということだったので、粉薬ならエサに混ぜて簡単に与えられるだろうと思い、粉薬を選んだ。だが、缶詰エサに混ぜたのを、チャッピーに気づかれてしまった。 においが変なのかなと思って嗅いでみたが、よくわからない。ちょっと舐めてみた。苦味があった。これでは猫は食べないだろう。失敗した。 チャッピーはすっかり警戒してしまい、薬の入っていないエサも食べなくなった。別の種類の缶詰も開けてみたが、食べない。ささみやカリカリ、おいしそうなパウチも拒否。水に対してさえ警戒感を示す始末。 ただ、ちゅーるだけは舐めた。これはありがたかった。でもずっとちゅーるだけではまずいだろう。 「猫にとって病院はストレス」、と、以前は猫を病院へ連れていくことに対して私以上に慎重だった夫が、チャッピーを医者に連れていこうと言い出した。ミーコのことがこたえているのだ。 私はその提案に懐疑的だった。診察台のチャッピーのあのおびえ方を見たでしょう。それでなくても、いつのまにか、ミーコはいなくなる。マーボもいなくなる。ごはんは不味い。何か怪しい。チャッピーはひどくナーバスになっているのだから、病院は逆効果なんじゃないか。だいじょうぶ、チャッピーは治るよ。ごはんを食べて、ちゃんとおしっこをしていればだいじょうぶ。 だがチャッピーは食べないのだ。私も心配だった。まもなく病院は正月休みに入ってしまう。 結局、動物病院の先生と電話で話をして、薬を錠剤に切り替えてもらい、あとは様子を見ることにした。 夫は、いつもと違う銘柄のエサならチャッピーも食べるかも、と、いろいろな猫用フードを買ってきた。 その後、チャッピーがいつもと違う(より高級な)カリカリを食べてくれたときは、二人とも心から安堵した。 錠剤は、ネットの動画を見て飲ませ方を研究した夫が、チャッピーにうまく飲ませることに成功した。猫の薬はむしろ錠剤のほうが楽だということを我々夫婦は学習した。 そんなこんなで、チャッピーとルナは元気。というか、寝てばかり。猫ってこんなに寝てばかりの生き物だったっけ …。 ストーブを囲む2匹(+夫) |