2018年1月27日
私は天国とか来世とか信じていないが、それでも、あの後マーボはミーコを見つけたのだ、と考えてみたりする。マーボが来たので、ミーコは安心する。そして2匹一緒にユズに会いに行く。そんなふうに想像してみる。 今回は、マーボとミーコの思い出のために、写真をいくつか掲載します。 マーボとミーコ(2017年11月) といっても、改めて写真を探すと、あまりいいのが見つからない。夫の助けを借りることにした。 夫はミーコのことが大好きで、写真をたくさん撮っていた。 クッションの上のミーコ ミーコを抱っこしては、「こいつブサくて不憫」と勝手なことを言ってかわいがっていた。「ブサい猫ってかわいいんだな」と、3日に1回くらい言っていた。 甘えるミーコ 仕事机の上に寝そべるミーコ マーボも若い頃はよく、こんなふうに私の目の前でディスプレイの手前に長々と寝そべっていたものだ。ミーコとマーボは、性質が似ているというか、どちらもなんとなく人間っぽいところがあった。人間が持つようなコンプレックスを持っているように見えて、そういうところがかわいかった。 庭を散歩するマーボ 晩年のマーボはすっかりおじいさんの風情になっていた。セルフお手入れを全くしないので、飼い主は日々、マーボの顔を拭き、お尻を拭き、毛並みを整えた。マーボの好みの焼き加減でささみを焼き、手のひらから食べさせた(皿からだと不満らしかった)。穏やかに晴れた日には、外をぐるりと散歩させた。 ひざの上のマーボ 食べ物に関連しないシーンでは、たいていこんなふうにのったりとしていて、かわいいおじいさんだった。 (上の2枚の写真は現在、智光山公園のへら釣り池近くで開催されている猫の会のパネル展でも掲示されています。) 風邪でマーボの死期が早まってしまったのは残念だったが、私たちには、マーボの幸せのためにできることをしたという意識があった。 ミーコは、でも、まだ子供だった。 ミーコが本当に急性腎不全による尿毒症だったとして、原因となるようなものを誤飲したのかどうか、あとから考えてもどうしてもわからなかった。ありえないとは思わないが、心当たりもなかった。 猫風邪から尿毒症、というのは、めずらしいことではない、と獣医さんは言った。「猫風邪が重症化→何らかの要因で血栓ができる→腎機能を圧迫→尿毒症」というような説明だったと思う。でもミーコは重症には見えなかった。 そもそも、あんなふうに常時ガフガフ言っていたのは、どこか悪かったのだろうか。そう考えたりもするが、ミーコは元気いっぱいだった。問題があるようには思えなかった。 ミーコにはかわいそうなことをしたと思う。 乱暴者のミーコだったが … たぶん、マーボがそばで見守っていてくれる。そう思いたい。 |