2018年5月30日
コムギは不思議な猫だ。うちに来て2ヶ月半。すでに、先住猫たちと何の問題もなく、仲良くやっている。 ひざの上のコムギ(写真は夫のツイッターから拝借) もともと猫に慣れている猫だったのか。必ずしもそうとは思えない。最初は獲物に飛びかかるように他猫に飛びかかり、大騒動を起こしていた。なんと礼儀知らず、怖いもの知らずな猫であることよ、とあきれたものだ。 しかしその後はすぐ、相手猫の気分を読み、状況に応じて適切に行動するようになった。けっこう賢い。 チーム茶系 コムギには謎が多い。どういう過去を持つ猫なのだろう。折に触れてあれこれ考えずにはいられなかった。 コムギは年齢不詳だが、成猫であることは確からしい。しかし保護時には1.4キロそこそこしかなかった。この体重で成猫だというのが信じられなかった。放浪中何も食べられず、そこまで痩せてしまったのか。 現在は3キロを少し超えたところだが、まだ肉付きが足りないように見える。もとの体重はどのくらいだったのだろう。 先日、去勢手術の際に、獣医さんの勧めで血液一般/胸部レントゲンの検査をした。結果、コムギの健康状態は特に問題ないとのこと。生まれつき虚弱であるとか、生育環境の問題で体を悪くした、といったこともなさそう。このまましっかり食べていけば、もっと大きくなるのかな? 無邪気にカメラへ近づくコムギ うちに来る前、コムギはどのように暮らしていたのだろう。人間のことも猫のことも恐れる様子はないから、いじめられた経験はないのだと思う。たぶん、野良でなく、飼い猫だったはずだ。 にしてもコムギには妙なところがあった。まず、寝ている場所でそのまま排泄行為をする、という当初の行動が我々には解せなかった。そこで生まれたのが、「コムギ:ケージの中で飼われていた」説。狭いケージの中で、あまり動かずに生活していたのではないか、というもの。 コムギがなかなか高い場所に登ろうとしなかったことも、この説を裏付けているように思えた。 上に登るという発想がないようだった。まあ、トイレの件にしろ、この件にしろ、体がまだ十分回復していなかったせいかもしれないけど。 コムギが猫棚に登ったのは、リビングに出てきて数日後のことだった リビングに進出したコムギが何回か粗相をした後は、「コムギ:トイレを覚えないので捨てられた」説が有力視された。 今ではペットシーツ・トイレに一応馴染んだようだが、油断はできない。座布団の類は全部隠した。でも布団に2回おしっこをされてしまった。 トイレを覚えないからケージに入れられたのか。あるいは、ケージに入れられっぱなしでトイレを教わることがなかったのかな。 とか、いろいろ、謎だ。 スヤスヤ眠るコムギ(写真は夫のツイッターより) コムギの成長を見守れば、謎の一部が解明されるだろうか。そう思って、コムギをこのままうちで飼うことにしたんだよね。今後どうなるか気になって仕方ないので …。 |