2020年2月15日
(前回の続き) ココが疑わしいとは以前からうすうす感じていた。しかし現在に至るまで、粗相の現場を押さえたことが一度もない。 つまり、証拠は全くない。ではなぜココだと思うのか。 わちきがココりゃんでやんす それはもう、カンと言うほかない。 ココと一緒にうちに来たノンノは、家庭内野良のくせに、トイレ行動に関しては優等生。いつも「ちゃんとお片づけしなくちゃ」と一生懸命だ。ルナのトイレの仕方は大変お嬢様っぽく、優雅とすら言える。チャッピーはトイレにこだわりがあり、掘り応えのあるしっかりした砂地が好きだ。 この3匹がトイレ以外で用を足すとは思えない。ではココはどうか。 黒々としたお鼻が自慢でやんす ココは、トイレ、特に「大」の前後、ものすごく落ち着きがない。調べたらそういうのは「トイレハイ」と言うのだそうだ。ココはトイレハイがひときわ目立つ。 普段からよくぐずる猫だが、トイレ大が近づくと大声で「ニエエ〜、ニエエ〜」とわめき出す。それこそ、親のカタキでも見つけたのかという勢いだ。数分間わめいた後、トイレに入り、用を足すと勢いよく砂を散らしながらつぼ型トイレから飛び出し、ダダダー、ダダダーと走り回る。猛ダッシュするココちゃんは「黒い弾丸」と呼ばれている。 そんなふうに大騒ぎするので、ココは他猫に狙われてしまうのだ。それがまたストレスで、いっそう鳴きわめく、という悪循環なのではないかと疑っている。 ストーブは、あったかいでやんすなあ このトイレ時の落ち着きのなさは、ココのナイーブな性質の現れではないか。そうした性質が高じてたまに粗相してしまうのではないか、というのが嫌疑をかけた理由の1つ。 もう1つは、そうした大騒ぎにもかかわらず、オシッコの仕方が非常にアッサリしている、ということだ。 アッサリしすぎてて、気づけたことがほとんどない。たまたま目撃したときはこんな感じ→ ココがサッとトイレに入る。1〜2秒でサッと出る。それでもう、それなりの量のオシッコが出ている。掘るとか埋めるとかの動作は全くしない。 これはもう、現場を押さえられることなく人間の意表をついた場所でオシッコをするのに十分な素早さだ。 ココちゃんおなかをあっためるの図 そんなわけで目下のところ、一連の不適切排尿事案の容疑者筆頭はココ。もっとも犯人(犯猫)が判明したところで、これ以上の防護策も特に思いつかないんだけどね …。 |