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マーボとユズは、エサも安全な寝床も人間が提供してくれる、だらけきったぬるい日常を打破するために、かどうかは知らないが、ときどき派手な追いかけっこ＆とっくみあいをする。 マンションの規約によればペットは合計体重12kgまで。当初は猫2匹でそんな上限を憂慮する必要などあるわけないと思っていたが、いつのまにやらマーボは6キロ、ユズは5キロだ。そんな2匹が廊下をドドドッ、ドドドッ、ドドドッ、ドドドッ、ドドドッと走り抜けていくのを見ると、とりあえず階下が住居でなくてよかったと思う。 この日も猫たちは、リビングから仕事部屋へ走っていき、仕事部屋からリビングに走ってきて、とっくみあいの第？ラウンドをソファまわりで行おうとしているようだ。 にらみあい ユズはちょっとうんざりモード。さっき毛づくろいをして、乱暴な遊びにはもう飽きたということを示したのに、マーボはなおもユズを狙っているのだ。「マボ兄しゃん、まだやるの？ しつこいんだからもう！」 体がひと回り小さいので、ケンカではどうしてもユズが不利なのである。 飛びかかるマーボ！ マーボの体がゴムみたいに伸びている マーボは、あまり踏み込みすぎると後頭部にユズの後ろ足ケリケリをくらってしまうので、用心しているようだ。 牽制するユズ 再び飛びかかるマーボ 互いの頭を抱え込む 追いかけっこ＆とっくみあいは、ユズが狭い場所に逃げ込むか、マーボが飽きるまで続く。マーボの腕白ぶりに辟易しているっぽいユズだが、2匹はとても仲良しだ。 |
