猫だより

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2007年9月29日

■再びスポンジとユズ

猫たちにエサをやるときは、ユズに与える量をマーボよりじゃっかん少なめにする。ユズのほうが体が小さいからだ。しかしユズはバクバクとエサを食べ終えた後、マーボのお皿にまだエサがあるのを見て取ると、奥から回り込んで頭を突っ込み、マーボの分を横取りする。割り込まれたマーボは怒るでもなく、ユズにエサを譲ってしまう。というのも、マーボは食べ足りなければなーなーやかましく鳴いて人間からさらなるエサをねだり取ればいいわけで、男子たるもの、無駄な争いはしないのだ。

さて前回の話を読んだは、ユズが例のスポンジを怖がっていることを思い出したらしい。彼は、猫たちに夜食を与えるとき、ちょっとイタズラをした。すなわち、エサのお皿の横にスポンジを置いたのだ。

スポンジが怖くてエサに近寄れないユズ

勇気を出して近寄ってみる

「ダメ。やっぱりコワイ!」

違う角度からエサに近寄ろうとするユズ

「今度はだいじょうぶかちら …」

しかし結局近づくことができなかった

ユズがかわいそうなので、私はスポンジを取り除け、ユズを呼び寄せようとした。しかし、私がスポンジを隠し持っているのではないかとかえって疑われてしまったようだ。ユズは奥の部屋に逃げてしまった。

これ幸いとマーボがユズのお皿のエサを食べ始めた

だが最終的にはユズもエサを食べることができたのでご安心を。しばらくして戻ってきたユズは、エサの周囲をウロウロ歩き回っていたが、ついに警戒態勢を解いたようだ。

やっとエサにありついたユズ

それにしてもこんなスポンジを恐れるとは、やはりユズは我々の理解を超えた猫である。


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