2015年10月29日
庭の菊が咲き出した頃。
亡くなる1週間前、ユズは突然何も食べなくなった。 ユズは弱っていたが、リラックスしていた。夏のときのように何回も吐くようなことはなく、晴れた日の午前中は猫庭に出て日なたぼっこをし、その後は部屋に戻って、好きな場所で寝ていた。 亡くなる前の日も、ユズは猫庭の芝の上で日光を浴びながら、しばらく寝ていた。目が覚めて、部屋に戻ろうと思ったようだが、ステップを自力でのぼる力が、ユズにはもうなかった。 以後は急速に、歩くことができなくなり、数時間後には起き上がることもできなくなった。 長い間、ユズをひざにのせていた。ユズは落ち着いて眠っているように見えた。 翌日の昼、夫と私の見守る前で、ユズの呼吸が止まった。 あまり苦しまなかったと思いたい。でも死ぬのだから、苦しくなかったわけはないですね …。 この3カ月は、贈り物でした。私たち夫婦にとっては、ユズをもう一度可愛がるチャンスを得ながら、いつか来る別れに向けて心の準備をするための。そしてユズにとっては、飼い主に目いっぱい要求をして、おいしいものを食べ、日の光を存分に浴びるための。 私の枕が好きでした
今はお骨になってリビングの本棚にいます。
|