猫だより

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2018年4月8日

■コムギが来て以降の猫たち

コムギに「コムギ」という名前を付けたのはいいが、私は「コムコム」と呼び、は「ムギムギ」と呼ぶので、何か妙なことになっていた。しかし私ががんばって「コムコム」と呼び続けていた甲斐があって、夫もだんだん「コムコム」に傾きつつある。どうでもいいけど。

さて。

コムギが来た当初、私たちはコムギを隠していたけれど、先住猫たちは奥の部屋に猫がいることをもちろんちゃんと察知していた。

ココとノンノはまた人間不信に陥った。

ルナは警戒モードに入った。女の子たちは最初の3日間くらい、そんな感じ。

チャッピーは普段と変わらなかった。チャッピーは新しい猫が来ることにもう慣れたのだろう、と思った。

しかしコムギがケージから出て、猫部屋に近づいた猫たち1匹1匹に対し順ぐりに攻撃的な態度を示してくれた後、チャッピーの様子がおかしくなった。

徐々に元気がなくなり、食欲も減退。口からよだれが出ていて、歯茎の一部が腫れている。

その状態が1週間ほど続いた。

その間、私たちはチャッピーをとても大事に扱い、ほかの猫たちに内緒で極上シリーズや三ツ星ポタージュを食べさせた。

そして、もしかすると逆効果かもしれないと思いながらも、夕食後にコムギをみんなに見せる「コムコムタイム」を設けた。

コムコムタイム

ココ、ノンノ、ルナは順番に、そろそろとコムギに近づき、その後離れて、遠巻きにコムギを見ていた。

ココは少し離れて見ている

ノンノは遠くから見ている

チャッピーはコムギが存在しないことにしようとしていた

キャリーケースに入れられ文字どおり手も足も出ない状況で、コムギもそれなりに緊張したようだ。以降、生意気さが減ったような気がする。

コムコムタイムが3〜4回目にもなると、先住猫たちはガン無視を決め込み、コムギのキャリーケースはただそこにぽつねんと置かれているだけ、というさみしい状況になった。このころにはチャッピーの具合も良くなってきていたので、コムコムタイムはもういいかな、と思い始めた5回目くらいのとき。

チャッピーがコムギに近づき …

確認後、何事もなく立ち去る

その翌日も、

コムギに近づくチャッピー

コムギが別に大きくもなく、強そうでもない、ということがチャッピーにはわかっただろうか。

コムギはケースの中でエウエウとかわいく鳴いている。でも女の子たちはなかなか近寄らない。

コムギと距離をおく女の子たち

コムギはなにしろ第一印象が悪かったから、警戒されるのも仕方ないかな。もしケースから出たらどんな行動をとるのか、今はまだ見当もつかない。


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