猫だより

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2018年8月31日

■マンソン裂頭条虫

ある朝、ノンノのお尻から虫が出た。目撃者のによれば、トイレから出てきたノンノはお尻からはみ出した薄茶色の長いものを引きずって歩き、ノンノ自身気持ち悪そうで何とかしようとした挙句、椅子に引っ掛けてズルズル残りを出し、そのまま逃げていったそうだ。

近寄ってよく見たら、わぁお。条虫でした!

長さは、50cmくらいあったかなあ …。(ちゃんと測っとけばよかった)

猫がカエルを食べると条虫にとりつかれることがある、という話を、以前猫の会の方から聞いていたので、これがまさしくそうだろうと思った。ノンノがカエルを食べるのを見たことはないが、先日コオロギを吐いたので、カエルを食べていてもおかしくない。

うちの猫庭。カエルも住んでいる

虫をジッパー式ビニール袋に入れ、翌日の病院の予約をとった。

ビニール袋に入れた条虫(詳細は自粛)

しかし半日もすると虫は袋の中であとかたもなくとけてしまった。写真を撮っておいて正解だった。

にしても、ノンノか …。夫と私の頭に不安がよぎる。あのノンノを無事つかまえて、病院に連れていくことができるだろうか?

案の定失敗(><) バスタオルでくるんで捕獲し、洗濯ネットに入れる計画だったが、ノンノの必死の抵抗にあい、夫婦二人がかりでも捕獲できず、結局狭いところに入り込まれて、脅してもすかしても出てこない。

これは無理。とても無理。 病院に電話し「すみません! 猫がどうしてもつかまらなくて! あの! 検便だけでも! ホントすみません!」と言ってOKをもらったが、なんとも不面目な結果となった。

それでも便と写真があったので診断はついた。特に、写真があったのがよかったようだ。やはり、カエル経由で猫に寄生する、マンソン裂頭条虫。

いやはや。楽しい猫庭にこんな罠が。

ただ先生によれば、(マンソンの成長速度はよくわからないものの)虫がこれだけ育っているので、原因は今年のカエルではなく、去年のカエルかもしれない、ということだった。

治療(駆虫)は、大量の薬を飲ませるか、注射。夫と私は顔を見合わせ「薬は無理でしょうねぇ …」。先生「そうですねえ。注射にしましょう」。というわけで注射をお願いすることにした。

こうして、ノンノをどうにか捕獲し病院に連れていくという使命が我々夫婦に課せられた。今から憂鬱だ。

おまけ写真:最近のコムギ

コムギお前もカエル食べたりしてないか?


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