猫だより

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2020年11月10日

■もみじの去勢手術完了

しばらく前から見かけるようになった未去勢猫もみじ♂。コムギのスプレーのきっかけになったと思われる猫だ。たまに現れてはマメ子やみつまめのエサを狙うので、最初のうちはみつまめと私でチームを組んで追い出していた。

しかし秋が訪れた頃、もみじはさらに頻繁に来てエサを欲しがるようになった。ほかでの居場所がなくなったのだろうか。可哀想なので、もみじにもエサをやることにした。

エサを食べにきたもみじ(写真はのツイッターから拝借)

ほぼ毎日来るようになったので、去勢手術することにした。猫の会に捕獲器をお借りする。

捕獲器を確保

今回はこれまでとは違って、(1)まず猫を捕獲 → (2)病院に予約を入れる、という手順になった。猫の会の方がコムギを最初に連れていってくれた病院は、獣医の先生が10人くらいいる大きな病院だ。そこへ電話で問い合わせると、野良猫については捕獲後の予約でも何とかなるだろうという話だったので、そうさせてもらうことに。

もみじを捕獲器に慣らす。フタが閉じないように針金で止めた上で、捕獲器の中にエサを置く。もみじは捕獲器に頭を突っ込んでエサを食べるようになった。

一週間後。公園で開催されている猫の譲渡会に遊びに行って(この日はカレンダー猫の飼い主の皆さんと会えて楽しかった)帰ってきたら、もみじが玄関の前で待ち構えていた。

翌日は病院に行く時間がとれる。もみじをいよいよ捕獲することにした。

まず、捕獲器の真ん中らへんに、いつもの3分の1くらいの量のカリカリの皿を置く。食べ足りないからもみじは次も狙うはずだ。

皿が空になったので、今度は針金を外し、捕獲器が機能するようにした上で、いちばん奥に鶏のささみを置く。もみじはうまくかかるだろうか。家に入って待つことにする。

私:「捕獲器セットしたよー」。夫:「かかったら音でわかるかねー」。私:「まだ音してないよねー」という会話のあと、窓から外を見た夫が「あれ、もうかかってるみたいだよー」と言う。

えっ、もう? 外に出て確認すると、確かにもみじ、かかってた …。こんなあっさりいくとは …。

さっそく病院に電話して予約。なんとか翌日にねじ込んでもらうことができた。野良猫料金とか、補助金とかはないので、通常料金だ。

捕獲器の中のもみじ

病院に連れていくまで、可哀想だが、もみじには捕獲器に入っていてもらわなくてはならない。夜は冷えるだろうから、捕獲器ごと玄関に入れる。

早朝4時ごろ、騒ぎ出したもみじが気になる我が家の猫たち

もみじを病院に連れていった夫によると、もみじは診察室でブルブル震えていたらしい。そりゃ怖いだろうな、可哀想に …。こういうのにはなかなか慣れない。

翌朝。猫庭の隅の怒れるもみじ

この写真だとわかりにくいけど耳カットしてあります

手術後、病院で薬(抗生剤)を処方されたので、朝ごはんに混ぜた。もみじは食欲だけはあって、前の日の晩ごはんも全部食べていたし、薬入りの朝ごはんも完食した。

リリースするため、猫庭の扉を開放。しかしもみじは逃げ道にまったく気づかず、引き続き怒っている。

扉方向に追いやろうとしたが、逆に、フェンスをよじのぼって逃れようとする

手術後にこんなに暴れてたらいけないんじゃないか。見れば、物干し竿は落ちているし、エアコンの室外機の位置はズレているし、土は掘り返されているし、もみじは脱出しようとして相当暴れたらしい。猫庭に入れておかないほうがよかったくらいかもしれない。

パニクってさらにフェンスをよじのぼるもみじ

このあとようやく猫庭から出たが、テンパっていて、猛ダッシュで道を駆け抜けていった。お願いだから事故とかに遭わないでよね …。


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