猫だより

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2022年8月30日

■みつまめ、もみじと再会

「みつまめは1ヶ月くらい安静にさせる」と言った舌の根も乾かないうちに、もうすでにもみじを家に入れて、みつまめと一緒にしている。おかげで我が家は猫屋敷と化して、あっちで「ニャオース、ニャオース」と言えばこっちで「ニエオー、ニエオー」、あっちで「ミギャー、ミギャー」と言えばこっちで「ニャーン、ニャーン」。もうどうしようかという感じ。隣家とそこそこ離れているのは幸いだ。

猫部屋のみつまめともみじ

経緯は次のとおり。

みつまめは直前の診察から数日たって、食欲がまあ平常+くらいに落ち着き、それとともに何やらいろいろパワーアップした。

部屋に閉じ込められているのが気に入らないのか、「ギャオース!」と鳴き叫び、夜も鳴き、鳴き声は大きくなるばかり。そして下半身がまだ安定しないのに、窓枠に登ってしまった。仕掛けておいた鈴が鳴ったので気づき、あわててみつまめを窓枠から降ろす。

そのとき「オレは網戸を破壊してでもここから脱出する」というみつまめの危険な気概を感じたので、「あーこれはもう安静も何もないわ」と思い、みつまめの気持ちをなだめるため、もみじを入れたのだった。

もみじが入った猫部屋

様子を見にきたコムギ

もみじを入れればみつまめが落ち着く、という確かな勝算があったわけではないから、見切り発車だ。あと、みつまめにこんなこと(ケガ)があった以上、もみじに同じことが起きないとも限らず、早く家の中に入れたかったという気持ちもある。

丸1日たって、結果から言えば、うまくいった。もみじは閉じ込められた不安で半日くらい「ミギャーオ、ミギャーオ」とわめいていたが、そのうち「ニャーオ、ニャーオ」程度になり、それにみつまめが「アオー、アオー」と合唱を加えて、うるさいはうるさいものの、だんだん許容範囲になりつつある。

毛をすいてもらって気持ち良さげなもみじ(ブレブレ)

もみじは比較的なついている猫だが、捕獲はそれなりに慎重に行った。

2週間ちょっと前、みつまめを家に入れたあと、もみじには玄関の中でエサを食べさせるようにしていた。

玄関の中でエサを食べるもみじ

1段上に上がってエサを食べるもみじ

エサの置き場所をだんだん内側へずらし、食後は(先住猫たちを猫庭に続く部屋に閉め出したうえで)リビングを探索させた。この際、もみじはいつでも玄関から出て行ける状態。

そして捕獲当日。リビングの引き戸をそっと閉めた。

再会を喜ぶみつまめと、それどころではないもみじ

出口が閉ざされてすっかりテンパったもみじは脱出口を探してウロウロおろおろ。しかし皿の上に出してやったちゅーるは、しっかり食べた(笑)。

猫部屋に入った2匹は暴れたりしていないか。初日は騒ぎ声が聞こえるたびにチェックしに行っていたけど、たぶん、大丈夫 …。しかしなぜかみつまめが、もみじにやたらマウンティングを繰り替えす。5回くらい目撃した。

「え、マウンティング? オレそんなことしてないッスよ!」

証拠写真は撮れなかった。まあ、もみじは気にしてないみたいだし、いいんですかね?


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