2019年8月14日
野良猫の不妊手術の一般的な段取りについては、猫の会の方にあらかじめ聞いていた。
けっこう大変だ。 ともあれ、予約日に確実に捕獲場所に来てもらえるように、まずは餌付け。クルミのときと同様の方法で捕獲するつもりだった。 クルミ捕獲時の設定 もちろんマメ子はクルミのようなおぼこではなく、相当用心深いだろうから、もう少し工夫しなくてはならない。 捕獲用のキャリーケースを設置(奥は猫庭) ケースの扉にはひもがついていて、奥の猫庭内部からひもを引っ張れば、扉が閉まる仕掛けだ。一人がひもを引っ張り、もう一人がすかさず扉をロックする予定。 猫の会の方に捕獲器を借りる手もあったが、とりあえず、より穏便な方法でやってみようと考えた。でも後から思えば、捕獲器のほうが良かったかもしれない。捕獲器も万能ではないかもしれないけど、うまくいけば一瞬ですむ。もし、猫のTNRを試みようという方がいるなら、今の私は捕獲器をお勧めします。 窓の外でエサを待つマメ子 ご近所さんたちと話す機会があったので、マメ子を餌付けして手術する計画を伝えた。ご近所さんたちは「それはありがたい。ぜひそうしてもらいたい」と喜んだ。私は「でもこの三毛、本当に飼い主いないんですかねー。あとで誰かに文句言われたりしませんか?」と念を押した。それはない、という返答だった。耳カット(猫が不妊手術済みであることの印)の賛同も得た。あとは粛々と計画を実行するのみ。 窓の外でエサを待ちつつお手入れするマメ子 マメ子がほぼ毎日エサを食べにくるようになったので、病院に予約を入れる。猫の会の方に頼めば、会の行きつけの動物病院で安価に手術できるよう手配してもらえることはわかっていた。しかしそこはけっこう遠いし、猫の会の方も超多忙で、特にこの時期子猫がじゃんじゃん現れてその保護と母猫のTNRでそれこそ寝る暇もないので、煩わすのも何だかなーと思い、マメ子に関しては自分たちで全部やることにした。 行きつけの動物病院の先生に聞いてみたところ、当院は野良猫の手術にも対応している、ただし安価な野良猫料金の設定はなくて、普通の料金になるという。我々はマメ子にはそれなりに思い入れもあったので、通常料金でもいいから確実に丁寧な手術をしてもらおうと思った。10日後の予約がとれた。 「もし捕獲できなければキャンセルはぜんぜんかまわないです」と先生が言ってくれたので気が軽くなったが、私としてはこの予約を確実に生かしたかった。マメ子はまた妊娠しているかもしれない。捕獲に失敗して手術がさらに延びれば、物事はいろいろ難しくなる。 キャリーケースとマメ子 マメ子はケースの中で落ち着いてエサを食べるようになっていた。ケースの近くに人間がいると警戒するけど、猫庭側にいる人間や猫には無頓着だ。 そんな感じで、ついに迎えた決行日。よもや失敗すまいと楽観していたが、失敗した(-_-; つづく。 |