猫だより

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2024年7月27日

■もみじ永眠

もみじが息を引き取った。私は最期を看取ることができなかった。

もみじ

(写真は夫のツイッターから拝借)

もみじの体重は今月初めには2.3kgにまで落ちていたが、その後2.5kgまで回復し、しばらくは2.4〜2.5kgの間を推移していた。夫と私は、もみじはこの低燃費でもう1〜2ヶ月はいけるんじゃないかと考えた。

亡くなる2日前。オナガの巣立ちが気になるもみじ

同じ日の夕食タイム

食べられるフードの種類はだんだん減っていたが、2日前までは、鶏むね肉ボイルとかも普通に食べていたと思う。

でも次の日、もみじは夕食を食べなかった。体重を測ると2.2kgに落ちていた。突然、もみじの最期が近づいているのだという認識が、私の頭の中に入ってきた。

たまたまその日の人間たちの夕食がまぐろの刺身だったので、まぐろを刻み、横たわっているもみじの前に差し出すと、もみじは俄然食欲を取り戻して夢中で食べた。しかし以降は何も受け付けなくなった。

翌朝、もみじはベッドの上にのってきて、夫の枕におしっこをした(もみじはたぶんもう腎臓も悪くて、多尿が続き、これまでにも私のタオルケットに数回おしっこをしていた)。その後はベッドの下にもぐって横たわり、午前中はそのまま、ときどき場所を変えながら、ゆっくりとした呼吸で眠っているようだった。

ユズやマーボのときの経験から、私は「動けなくなってから12〜24時間」と判断。私は、パンク修理した自転車を引き取りに行き、雷雨に遭わなそうなタイミングを見計らって配達の仕事をしなければならない。先にいくつかの用事を片付けようと考えた。

しかし1時間半ほどで帰宅したときには、もみじはすでにこと切れていた。

直後に夫も配達から帰ってきた。2人とももみじの最期に立ち会えなかった。私は判断を誤った。でも、もみじは自分の選んだ場所で、何者にも邪魔されずに最期を迎えたので、それほど悪くはなかったのだと思いたい。

最後にまぐろを食べさせてやることができて良かった。


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