猫だより

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2018年2月18日

■猫の病気について(少し)考える

のツイッターで最近評判の良かった写真。

ストーブとルナ(写真の縮小はwaka-y)

前回猫白血病検査の話をしたけど、もう少し。多頭飼いの場合、感染症の問題は難しい。

猫エイズや猫白血病がなくても、猫は病気になる。前に書いたように、ルナは猫エイズ/白血病はどちらも陰性。しかしたぶん、ヘルペス(猫風邪)のキャリアだった。

ルナを譲り受けるとき、猫の会の方からその可能性については聞いていた。私はユズを思い浮かべた。ユズも小さい頃は目がショボショボして、何かのウイルスが常駐しているような風情の猫だったから、それと似たようなものかと思った。

ヘルペスが、冬の訪れとともに再燃し、猫風邪を発症させて、それがほかの猫たちにうつるという事態は想定していなかった。

ヘルペスがそうしたものだということは、あとからネットで調べて知った。もっとも、うちでは猫たちを猫庭に出しているので、フェンス越しに外猫との接触がなかったとは言い切れない。だから感染経路は確定的ではない。とにかくルナが最初に風邪を引いて …、

たとえ猫風邪がうつっても、若い成猫がそれで命を落とすとは思ってもみなかった。

ミーコはなんで死んでしまったのだろう。もしかして心臓が悪かったのかな、それでウイルス感染がきっかけで血栓ができて、腎不全になったのかな、などと考えてみるが、わからない。

幼い頃のミーコは、ときどき姿勢を低くしてケフケフと咳き込んでいた。避妊手術のとき獣医さんにこの件について聞いてみたところ、可能性の1つとして、上あご辺りに構造的な問題がありうる、というような話だった。避妊手術は普通に行われたので、心音に問題はなかったのだろう。

育ってからは咳き込まなくなったが、代わりにグガーグガーとかブスーブスーとかいういびきみたいな音を、起きているときも寝ているときも、けっこうな割合でたてるようになった。これも構造的な問題かなと思った。苦しそうには見えなかったから、飼い主はあまり気にしなかった。

最近になってネットで調べたら、この構造的な問題は「軟口蓋過長症」というものらしい。

ミーコは口を開けて寝ていることも多かった。夫はそのことに気づいていて、何回かツイートしていた。

口を開けて寝るミーコ(夫の過去のツイッターより)

微妙に口が開いているミーコ(夫の過去のツイッターより)

飼い主はそんなミーコがかわいいと思っていた。

元気いっぱいなミーコだったが、おもちゃで遊ばせると、いつもルナより早く息が切れた。

飼い主はルナのスタミナが驚異的だと思ったし、ミーコは太り気味だからすぐ疲れるのだろうと、さして心配しなかった。

でも、ミーコは何か問題を抱えていたのかもしれない。

ミーコは他猫にケンカをふっかけるような元気な(乱暴な)猫だった。仮に何らかの先天的な問題があったとしても、風邪を引かなければ、あるいはあのとき飼い主がミーコのおしっこが出ていなかった(らしい)ことを早期に把握して適切な行動をとっていれば、あんなに早く死なずにすんだだろう。

夫のツイッターからミーコの写真をもう少し拝借

マーボと一緒の写真を探したが …

だいたいどれもこんな顔。「ブサコちゃん」などとも呼ばれていた。でもこういうところがミーコはかわいかった。

ルナについては今後、3種混合ワクチンを打つようにしておけば、ヘルペスを発症しないですむだろうか。要検討だ。


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