猫だより

ホームへ戻るバックナンバー


2019年5月20日

■保護猫タムタム

子猫を保護してしまった。

仮名タムタム(写真は夫のツイッターから拝借)

タムタムは猫庭の横、雨水タンクの下にいた。コムギと見つめ合っているところをが発見。(保護対象っぽい猫を見つけるのはなぜかいつも夫だ。コムギ、クルミ、タムタム)

タムタムは矢印の場所にいた(※この写真は別のときのもの)

とりあえず保護したものの、まだ離乳もしていなそうな小さな猫であることに気づき、母猫から引き離してしまったのではないかと心配になった。

かといって、どこのどの猫ともわからない母猫に返せる確証がないまま子猫を放すのはためらわれた。先にカラスが見つけるかもしれない。

それで子猫をキャリーケースに入れて、日暮れまで庭に置いておいたが、母猫らしい猫も、他の猫も、庭には来なかった。

夜になったのでタムタムをキャリーごと家に入れた。おびえきったタムタムはまったく鳴かない。人間が近寄ると小さな体全体で威嚇。「パッ」とか「ポッ」とかいう大きな破裂音っぽい音を出すので最初はビビった。緊張のせいか、タムタムは丸1日かそこら、ほとんど何も食べなかった。

キャリーケースの中のタムタム

子猫に興味津々なコムギとなみえ

猫は好きなようで、近寄りたがる。

柵の外のコムギに近寄るタムタム

しかし一緒にするわけにもいかない。

それにしてもあまりにも食べないので、保護して2日目くらいだったか、業を煮やして子猫用ミルクをスポイトで与えた。その後はだんだん調子が出たようで、数日後には固形のカリカリも食べるようになった。

最初ぜんぜん鳴かなかったタムタムは、2日めと3日め、夜間「ミャオン、ミャオン」と大音響で鳴きわめき、私はすっかり寝不足になった。

荷物部屋(猫部屋)にひとりきりでいるのが気に食わないのか。他猫と一緒なら落ち着くかと思い、キャリーケースに入れてリビングに置いたら、今度はケースから出たくて「ミャオン、ミャオン」と大暴れ。この状況で、夫はなぜ寝ていられるのだろう。不思議だ。

翌日、コムギのときにつくったケージを子猫用に改造し、リビングで組み立ててタムタムを入れてやったら、タムタムはそこが気に入ったようだ。

興味津々なコムギとなみえ

(ほぼ)完成したタムタムのおうち

昼はおもちゃで熱心に遊び、夜はスヤスヤ寝るようになった。

人間にも慣れてきたタムタム(撮影は夫)

保護して1週間後。譲渡会に参加させてもらった。

譲渡会のタムタム(ケージ、カバー、カードはうちで自作)

タムタムは子猫パワーで人々の注目を集め、その日のうちに里親の申し出をいただくことができた。うれしい。来月初めにお引き渡し(トライアル)の予定。

譲渡会後、疲れて眠るタムタム


前へホーム次へ
猫だよりバックナンバー